ごあいさつ

大会名誉会長 ごあいさつ

大会名誉会長 古 屋 忠 彦 (山梨学院大学 学長)

日本コーチング学会第29回大会及び日本体育学会体育方法専門領域研究会第11回大会の開催を心からお慶び申し上げます。

会員の皆様方には、ようこそ山梨学院大学へお越しくださいました。本学のカレッジスポーツ振興は1977年にスタートし、以来40年、全学を挙げてそのサポート体制充実に取り組んで参りました。お蔭様で、これまでに52名のオリンピアンを誕生させることができました。

また、2016年には創立70周年を迎えましたが、その記念事業の一環として、スポーツを通じて社会に貢献できる人材の育成を目指し、スポーツ科学部を開設したところです。今後も学生スポーツ文化の創造と日本のスポーツへの貢献を目標に、アスリート人材と次世代指導者の育成に尽力していく所存です。

中国の韓愈の著『雑説』の中に、「世に伯楽有りて、然る後に千里の馬有り。千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず。」という言葉があります。一流のプレイヤーとなるには、その才能を見抜いて育て上げてくれる人、「伯楽」の存在が必要であり、それは実に得難いものだというのです。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控え、関連施設の整備と世界の頂点を目指すアスリートの育成・強化に大きな関心が集まっています。こうした中で、スポーツ科学に裏付けられたコーチングに寄せる期待は、今後益々高まっていくものと思われます。

今大会のテーマは「カレッジスポーツとコーチングの未来」ということですが、これは本学が掲げるスローガン「未来型学園の創造」「世界標準への挑戦」と重なるものがあります。貴学会が学生アスリートの強化・育成にとどまらず、地域社会などと連携しながら、競技スポーツや生涯スポーツの推進に更なる役割を果たされることを期待しています。

日本コーチング学会及び日本体育学会体育方法専門領域研究会の益々の発展と本大会の成功を心から祈念し、ご挨拶といたします。

 

大会会長 ご挨拶

 

日本コーチング学会会長 中川 昭(筑波大学)

この度、山梨学院大学において、第29回日本コーチング学会・日本体育学会体育方法専門領域研究会第11回大会を開催させていただくことになりました。山梨学院大学の関係者の皆さま方には、昨年スポーツ科学部を開設したばかりで何かとまだ大変な時期に本学会大会を引き受けていただき、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

さて、日本コーチング学会は数年にわたる組織整備を経て第二ステージを迎え、幾つかの課題を持ちながら活動を展開しているところです。その中でも特にコーチング学の学体系の構築は、本学会にとって極めて重要な課題であり、その具体的な活動の一環として、本年4月にコーチング学の一般理論:『コーチング学への招待』を発刊しました。そして引き続き、測定スポーツ、評定スポーツ、球技スポーツといった競技類型ごとにコーチング学の理論を纏めた書物を発刊していく予定です。このようなコーチング学の学体系の構築に向けた活動は、本学会のみならず体育学/スポーツ科学における実践分野の将来にとって極めて重要な意味を持っています。会員の皆さまの御協力を引き続きよろしくお願い致します。

今回の学会大会のテーマは「カレッジスポーツとコーチングの未来」です。カレッジスポーツ(大学スポーツ)については、本年3月に制定された第2期スポーツ基本計画においても、その振興のための施策目標と具体的施策が明記され、現在国をあげて大きな変革の動きが起ころうとしています。しかしいずれにせよ、カレッジスポーツを真の意味で発展させるためには、様々なレベルで展開されるコーチング活動の進化が必要不可欠であり、そのために日本コーチング学会が果たすべき役割は決して小さくないと思われます。本学会大会では、会員の皆さまの研究発表と併せて、我が国のカレッジスポーツの発展に貢献するためのコーチング活動のあり方や本学会が果たすべき役割について活発な討議を大いに期待しています。